僕はFXを「絶対にやってはいけないギャンブル」だと思っていた
僕は以前、FXを絶対にやってはいけない危険なギャンブルだと思っていました。
FXという言葉は知っていましたが、実際にどのような仕組みで利益や損失が出るのかは、まったく知りませんでした。
そんな僕がFXに興味を持ったのは、仕事で海外にいたころです。
仕事はある程度順調でした。
このまま会社員を続けた場合、将来どのくらいの給料をもらえるのかも、なんとなく想像できていました。
それでも、ずっと心の中にあったのが、
俺の人生、このままでいいのか?
という気持ちでした。
僕は「自由」という言葉が好きです。
会社員として働くことが嫌だったわけではありません。
ただ、決められた時間に働き、収入や休み方にもある程度の制限がある生活は、僕が思い描いていた自由とはほど遠いものでした。
そんなとき、たまたま部屋でYouTubeを見ていると、FXについて解説している動画が表示されました。
その動画を見て、
FXは、ただのギャンブルではないんだ。
資金を管理しながら取引する方法もあるんだ。
自分にもお金を稼げる可能性があるなら、やってみたい。
と思いました。
FXで利益を出せるようになれば、お金に対する不安が減り、働き方の選択肢も増える。
時間、お金、人に縛られず、もっと自由に生きられるかもしれない。
それが、僕がFXを始めようと思った一番の理由です。
紆余曲折を経て、今もまだ続けています。
大きく負けた経験もあるので、
やらなかった方がよかったのでは……?笑
と思うこともあります。
それでも、安定して利益を残せるようになれば、FXは人生の選択肢を増やせるスキルになると思っています。
ただし、実際に始めて分かったのは、運よく勝つことと、長く利益を出し続けることはまったく別だということです。
この記事で伝えたいこと
- FXは、2つの通貨を売買して差額を狙う取引
- 買った後に上がれば利益、下がれば損失になる
- 上か下かを当てるだけでは、安定して続けることは難しい
- 運よく勝つことはあっても、利益を出し続けるのはくそ難しい
この記事では、これからFXを始める方へ向けて、基本的な仕組みと利益・損失が発生する流れを解説します。

僕は最初からFXに良い印象を持っていたわけではありません。仕組みを知り、働き方や人生の選択肢を増やせる可能性を感じたことが、始めるきっかけになりました。
FXとは?
FXは「Foreign Exchange」の略で、日本語では外国為替証拠金取引と呼ばれます。
簡単にいうと、異なる2つの通貨を売買し、価格の変化による差額を狙う取引です。
例えば、FXでよく取引される「米ドル/円」は、米ドルと日本円を組み合わせた通貨ペアです。

米ドル/円を買う場合は、円を売って米ドルを買っていることになります。
反対に、米ドル/円を売る場合は、米ドルを売って円を買っています。
金融庁も、FXを証拠金を差し入れ、日本円と米ドルなど2つの通貨の為替相場を予測して売買する金融商品と説明しています。
FXで利益と損失が出る仕組み
FXでは、買った価格と売った価格の差によって利益や損失が発生します。
買いから入る場合
米ドル/円が1ドル150円のときに、1,000通貨を買ったとします。
その後、151円まで上がって売れば、1ドルあたり1円の利益です。
151円-150円=1円
1,000通貨を取引しているため、取引コストを考えなければ利益は次のようになります。
1円×1,000通貨=1,000円の利益
反対に、149円まで下がった場合は、1ドルあたり1円の損失です。
149円-150円=-1円
この場合は、約1,000円の損失になります。
売りから入る場合
FXは、価格が下がると予想したときに、売りから始めることもできます。
米ドル/円が150円のときに売り、149円まで下がったところで買い戻した場合は、1ドルあたり1円の利益です。
150円-149円=1円
反対に、151円まで上がってから買い戻すと、1ドルあたり1円の損失になります。
最初は、
持っていないものを、どうやって先に売るの?
と感じるかもしれません。
FXでは、実際に外貨を受け取るのではなく、売った価格と買い戻した価格の差額を精算する仕組みになっています。

最初の注文は1ロットだった
僕がFXを始めたのは、2019年6月ごろです。
最初の証拠金として100万円を入れました。
いきなり大きな金額を動かしたわけではなく、最初の注文は1ロットでした。
なお、1ロットが何通貨に相当するかはFX会社によって異なります。
注文した後、画面の損益を見ながら、
おっ、100円下がった。
今度は100円上がった。
と思ったことを覚えています。
本当に一瞬でお金が増えたり減ったりするんだな、と感じました。
トレードを始める前に、買いと売りの仕組みやレバレッジについては調べていました。
僕は、何も調べずに始められるタイプではありません。
どちらかというと、石橋をたたいて渡る方だと思います。
それでも、仕組みを理解していることと、実際に利益を出し続けられることは別でした。
初心者のころは「上か下かを当てるもの」だと思っていた
初心者のころの僕が一番勘違いしていたのは、
FXは、これから上がるか下がるかを当てるもの。
と考えていたことです。
もちろん、買うか売るかを決める以上、どちらへ動くかは予想します。
ただし、大切なのは、自分が予想した方向だけを信じ込むことではありません。
例えば、上がると予想した場合でも、
この価格を上抜けば、狙いどおりの上昇と考える。
この安値を下抜けば、自分の考えが間違っていたと判断する。
というように、両方の動きを考えておく必要があります。
上がると思って買った後、価格が下がっているのに、
そのうち戻るはず。
自分の予想は間違っていない。
と考え続ければ、損失が大きくなります。
予想を当てることよりも、狙いどおりの動きなのか、違う動きなのかを判断する基準を持つことの方が大切です。

FXでよく出てくる基本用語
FXを始めると、聞き慣れない言葉がいくつも出てきます。
最初からすべて覚える必要はありませんが、次の4つはよく使います。
pips
pipsは、為替の値動きを表す共通の単位です。
「10pips上がった」「20pipsで損切りした」というように使います。
ロット
ロットは、取引数量を表す単位です。
同じ10pipsの値動きでも、ロットが大きいほど利益と損失の金額は大きくなります。
スプレッド
スプレッドは、買える価格と売れる価格の差です。
FXにおける実質的な取引コストの一つです。
レバレッジ
レバレッジは、預けた証拠金よりも大きな金額を取引できる仕組みです。
国内の個人向け店頭FXでは、取引金額に対して4%以上の証拠金が必要で、レバレッジ換算では最大25倍です。ただし、25倍まで使った方がよいという意味ではありません。
pips、ロット、スプレッド、レバレッジは、それぞれ別の記事で詳しく解説します。
FXはギャンブルなのか?
FXを始める前の僕は、FXを危険なギャンブルだと思っていました。
現在は、FXという金融商品そのものを、単純にギャンブルとは考えていません。
相場環境を確認し、エントリー条件、損切り、利益確定、ロットを決め、過去検証を行うことで、根拠に基づいて取引することはできます。
ただし、
- なんとなく上がりそうだから買う
- 負けを取り返すためにロットを上げる
- 損切りを決めずに取引する
- 根拠なくナンピンする
- 一度のトレードで大金を狙う
という状態なら、僕にとってはギャンブルとほとんど変わりません。
同じFXでも、取り組み方によって内容は大きく変わります。
そして、ルールを作っただけで感情を抑えられるわけでもありません。
僕自身、頭では分かっていても、飛び乗り、ナンピン、逆張り、フルレバなど、めちゃくちゃなトレードをしてきました。
FXは少ない資金で大きな取引ができる
FXの大きな特徴が、レバレッジです。
レバレッジを使えば、証拠金より大きな金額を取引できます。
少ない資金でも利益を狙える一方、ロットを大きくすれば損失も大きくなります。
金融庁は、FXについて、比較的少額で取引できる反面、差し入れた証拠金を上回る損失が生じるおそれがある、非常にリスクの高い商品だと注意を促しています。
また、ロスカットがあるから必ず証拠金の範囲内で損失が止まる、というわけでもありません。
相場が急激に変動した場合などには、想定していた価格で決済できず、損失が大きくなる可能性があります。
FXを始める前には、仕組みとリスクを理解し、自分の資金、取引経験、目的に合っているかを判断する必要があります。
FXを始めれば、すぐに稼げるのか?
これは、はっきり書いておきます。
まじですぐには稼げません。
運よく、始めてすぐに勝つことはあります。
僕も、大きなロットを使って短期間で利益が出た時期がありました。
しかし、運よく一度勝つことと、同じやり方で安定して利益を出し続けることは別です。
利益を出し続けるのは、くそ難しいです。
僕はFXを始めるとき、
2年、3年かかっても続ける。
たとえ数百万円負けても、簡単にはやめない。
くらいの気持ちでいました。
億単位の利益を出しているトレーダーもいるのだから、自分にもできるのではないか、と安易に考えていた部分もあります。
実際には、長く続ける覚悟だけでは足りませんでした。
検証すると決めても続かない。
ルールを決めても破る。
負けると取り返したくなる。
大きく勝つと、自分が上手くなったと勘違いする。
知識だけでなく、自分の感情や行動とも向き合う必要があります。
初心者に「数百万円失う覚悟」は勧めない
僕自身は、数百万円負けることも想定してFXを始めました。
ただ、これからFXを始める人に、
数百万円なくなるつもりで挑戦してください。
とは勧めません。
失って学ぶことはありますが、大きなお金を失わなければ学べないわけではありません。
むしろ最初は、
- 生活費や緊急時のお金を使わない
- 借りたお金で取引しない
- 少額から始める
- 大きなロットを使わない
- 損切りした場合の金額を注文前に確認する
- 実際の取引と並行して過去検証を行う
ことが大切です。
最初から利益額を求めるのではなく、まずは自分が決めたルールを守れるかを確認した方がよいと思います。
現在の僕にとってFXとは?
現在の僕にとってFXは、絶対に身につけたい、お金を稼ぐためのスキルです。
本当に安定して利益を残せるようになれば、お金に対する不安を減らし、働き方の選択肢も増やせると思っています。
ただし、
FXのスキルさえ身につければ、一生お金に困らない。
と断言できるものではありません。
相場環境は変わります。
使っていた方法が、同じように機能し続ける保証もありません。
僕自身も、安定して利益を出せているトレーダーとして記事を書いているわけではありません。
今も過去検証を行い、自分のトレードルールを作り直している途中です。
このブログでは、成功したように見せるのではなく、僕が失敗したこと、現在検証していること、実際に気づいたことをそのまま残していきます。
これからFXを始める人へ伝えたいこと
FXは、すぐに稼げるものではありません。
運で稼げることはあっても、稼ぎ続けるのはくそ難しいです。
「短期間で大金を稼ぎたい」という気持ちが強いほど、大きなレバレッジや、簡単に勝てるという話に引かれやすくなります。
FXを始めるなら、数回のトレードで結果を出そうとせず、数年かけて学ぶつもりで取り組んだ方がよいと思います。
ただし、数年続ければ必ず勝てるという意味ではありません。
同じ失敗を繰り返すだけではなく、
- トレードの根拠を決める
- 過去検証を行う
- 結果を記録する
- 負け方を振り返る
- 一度に試すことを増やしすぎない
という積み重ねが必要です。
僕もまだ、その途中です。
まとめ
僕は以前、FXを絶対にやってはいけない危険なギャンブルだと思っていました。
仕事はある程度順調でしたが、
俺の人生、このままでいいのか?
という不安がありました。
仕事で海外にいたころ、たまたまYouTubeでFXの解説動画を見たことがきっかけで、2019年6月ごろに取引を始めました。
FXは、異なる2つの通貨を売買し、価格の変化による差額を狙う取引です。
- 買った後に価格が上がれば利益
- 買った後に価格が下がれば損失
- 売った後に価格が下がれば利益
- 売った後に価格が上がれば損失
というのが基本です。
ただし、FXで大切なのは、上か下かを一度で当てることではありません。
上がった場合と下がった場合の両方を考え、自分の予想が崩れたときに、どこで間違いを認めるのかを決めておく必要があります。
僕がこれからFXを始める方へ一番伝えたいのは、
運よく勝つことはあっても、利益を出し続けるのはくそ難しい
ということです。
簡単に稼げると思って大きなお金を入れるのではなく、生活に影響しない少額から始め、数年かけて学ぶものだと考えた方がよいと思います。
次の記事では、FXのチャートを読むための基本となる、ローソク足と時間足について解説します。
参考にした情報
この記事では、FXの仕組み、証拠金規制、取引リスクについて、金融庁および一般社団法人金融先物取引業協会の公式情報を確認しています。
ご注意
この記事は、僕自身の経験と現在の考え方をまとめたものです。
特定の通貨、売買方向、取引数量、FX会社などを推奨するものではありません。
FXは、証拠金より大きな金額を取引できる一方、相場状況によっては預けた証拠金のすべて、または証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。
実際に取引する際は、利用するFX会社の契約締結前交付書面、取引単位、必要証拠金、スプレッド、ロスカット基準などを確認してください。
最終的な取引判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

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