FXの注文方法とは?成行・指値・逆指値・OCOをやさしく解説

FXの成行・指値・逆指値など注文方法を初心者向けに解説する記事のアイキャッチ

FXを始めたばかりのころ、注文画面を見ると、

成行はなんとなく分かるけど、指値と逆指値ってどっちだ?
OCO?IFD?IFO?急にアルファベットが増えたな……。

となる人も多いと思います。

僕も最初は少し迷いましたし、注文を間違えたことも普通にあります。

ただ、注文方法そのものは、一度仕組みを理解して何度か使えば意外とすぐ慣れます。

まずはこの記事で、成行・指値・逆指値・OCO・IFD・IFOがそれぞれどんな注文なのかを一つずつ理解していきましょう。

それでも実際の注文画面を見ると、最初は迷うことがあると思います。

そんなときは、いきなり大きなロットで試すのではなく、もし間違えても大きなダメージにならないごく小さなロットで、実際の操作に慣れていくのも一つの方法だと思います。

僕も最初は注文を間違えたことがありますが、小さなロットだったので、

まあ、これは勉強代だな。

くらいで済みました。

この記事では基本的な注文方法だけでなく、僕が現在どう使い分けているのか、注文ミスを減らすために意識していることまでまとめます。

目次

FXの注文方法はまず3つ覚えれば分かりやすい

最初から全部の注文方法を覚える必要はありません。

まず基本になるのは、

  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文

この3つです。

OCO・IFD・IFOは、これらの注文を組み合わせて使う複合注文だと考えると分かりやすいです。

初心者のうちは、

「今すぐ買う・売る」
「この価格まで来たら買う・売る」
「利確と損切りを自動で設定しておく」

くらいから理解していけば十分だと思います。

僕も最初から複雑な注文方法を完璧に理解していたわけではありません。

実際に使いながら、

ああ、こういうときに指値を使うのか。
こういうときは逆指値なのか。

と覚えていきました。

成行注文とは?

成行注文は、あらかじめ価格を指定せず、現在のレートを見ながらその場で買ったり売ったりする注文方法です。FX会社によって「即時注文」などの名称が使われることもあります。

簡単に言えば、

よし、ここで買おう。

と思ったところで買う。

あるいは、

ここから下がりそうだから売ろう。

と思ったところで売る。

一番イメージしやすい注文だと思います。

FXの成行買いと成行売りをローソク足で示した図
成行注文は、チャートを見ながら「ここだ」と判断したタイミングで買い・売りを行います。

僕は初心者のころから、ほとんど成行注文でした。

今も基本的には成行を使うことが多いです。

理由は、僕の場合、

この価格まで来たから機械的に買う。

というより、

エントリー候補まで来た。
直近の値動きはどうだろう。
ここなら入ってもいいかな。

と、実際の値動きも確認してからエントリーすることが多いからです。

前の記事でも書いたように、水平線に価格が来ただけで即エントリーすることはほとんどありません

そのため、僕の今のやり方では成行注文との相性がいいと感じています。

ただし、値動きが激しい場面などでは、注文したときに見えていた価格と実際に約定する価格がズレることがあります。

これをスリッページといいます。

成行注文は簡単で使いやすいですが、焦って飛び乗るトレードになりやすいところには注意したいです。

指値注文とは?

指値注文は、現在より自分に有利な価格を指定して、そこまで価格が来たら注文する方法です。

新規注文なら、

現在価格より安い位置で買う → 指値買い
現在価格より高い位置で売る → 指値売り

となります。

例えば現在のドル円が150円なら、

149円まで下がってきたら買いたい。

という場合は、149円に指値買いを置きます。

反対に、

151円まで上がってきたら売りたい。

なら、151円に指値売りを置きます。

FXの指値買いと指値売りが約定する流れをローソク足で示した図
現在より安い価格で買うのが指値買い、現在より高い価格で売るのが指値売りです。

図で見ると、

注文したところから価格が下がって指定価格に到達 → 指値買い約定

反対に、

価格が上がって指定価格に到達 → 指値売り約定

というイメージです。

僕自身は直近の値動きを確認してから入りたいことが多いため、新規の指値注文より成行を使うことの方が多いです。

ただ、仕事などでチャートをずっと見られない場合には、

この価格まで来たら入りたい。

という場所をあらかじめ決めて注文しておけるので便利です。

逆指値注文とは?

初心者のころ少し分かりにくかったのが逆指値注文です。

逆指値は、現在価格より自分に不利な方向へ価格が進み、指定価格に到達したときに注文を出す方法です。

新規注文なら、

現在価格より高い位置で買う → 逆指値買い
現在価格より安い位置で売る → 逆指値売り

となります。

例えば現在のドル円が150円なら、

151円を上へ抜けたら買いたい。

なら151円に逆指値買い

反対に、

149円を下へ抜けたら売りたい。

なら149円に逆指値売りを置きます。

FXの逆指値買いと逆指値売りが約定する流れをローソク足で示した図
現在より高い価格で買うのが逆指値買い、現在より安い価格で売るのが逆指値売りです。

つまり指値と逆指値は、

指値買い → 今より下で買う
逆指値買い → 今より上で買う

指値売り → 今より上で売る
逆指値売り → 今より下で売る

と考えると分かりやすいです。

文章だけだとややこしいので、この辺りは図でイメージして覚えた方が早いと思います。

逆指値は、新規注文だけでなく損切りにもよく使います。

僕にとっては、むしろこちらの使い方の方が重要です。

損切りの逆指値は僕にとってシートベルト

僕はエントリーしたら、損切りの逆指値は基本的に入れます。

僕の中では、これは車のシートベルトみたいなものです。

エントリーした直後に、

あれ?思っていた動きと違う。

となって、そのまま一気に逆行することもあります。

相場で何が起こるかは分かりません。

だから、

「ここまで来たら、自分が考えていたシナリオとは違う」

という場所をあらかじめ決め、逆指値を入れておくようにしています。

ただし、逆指値は指定価格ちょうどでの約定が保証されるものではなく、急変時などには指定価格より不利な価格で約定する場合があります。

それでも、自分が想定していないところまで損失を放置しないための仕組みとして、僕はかなり重要だと思っています。

損切り位置を苦しくなってから広げない

これは初心者にかなり伝えたいところです。

例えばエントリー前に、

ここを抜けたら、自分の想定とは違うから損切り。

と決めていたとします。

ところが実際に価格が損切り位置へ近づいてくると、

もう少しだけ広げよう。
ここまでなら戻ってくるかもしれない。

と考えたくなる。

僕も経験があります。

でも、損切り位置を広げたくなっている時点で、最初に想定していた値動きとは違う方向へ進んでいるわけです。

そこでさらに損切り位置を遠くすると、最初に予定していた以上の損失になる可能性があります。

そして大きく負けると、

取り返したい。

という気持ちが出てくる。

そこからリベンジトレードを始めると、本当にろくなことになりません。

だから僕は、

エントリーする前に損切り位置を決める。
その損切りになっても受け入れられるロットにする。
苦しくなったからという理由で、損切りを広げる方向へ動かさない。

ここはかなり大切だと思っています。

OCO注文とは?

OCO注文は、2つの注文を同時に出しておき、どちらか一方が成立すると、もう一方が自動的に取り消される注文方法です。

例えば150円で買ったあと、

151円になったら利益確定
149円になったら損切り

という2つの決済注文を同時に設定できます。

FXのOCO注文で利確と損切りを同時に設定するイメージ図
OCOでは利確と損切りを同時に設定し、どちらか一方が約定すると、もう一方の注文は取り消されます。

上に伸びて151円の利益確定が成立すれば、149円の損切り注文はキャンセル。

反対に149円まで下がって損切りが成立すれば、151円の利益確定注文がキャンセルされます。

これは僕も結構使います。

特に、

もう今日はチャートを見ない。
寝よう。

というときです。

エントリーしたあと、OCOで利確位置と損切り位置の両方をセットして寝ることもあります。

……と言いながら、気になってチャートを見てしまうこともあるんですけどね。笑

個人的には、ずっと値動きを見続けない方がいいと思いつつ、なかなか完全にはできません。

利益が伸びたら損切り位置を建値付近まで動かすこともある

ある程度含み益が伸びた場合、僕は損切り位置を建値付近まで移動させることもあります。

例えば150円で買って、そこから十分に上昇したとします。

そこで逆指値を150円付近まで上げておけば、大きく戻ってきたときの損失を抑えやすくなります。

僕にとって、

大きく負ける可能性はかなり減った。

と思える安心感は大きいです。

その状態でOCOを使い、上には利益確定、下には建値付近の逆指値を置きながら、さらに利益が伸びるのを狙うこともあります。

ただし、建値に逆指値を置いたから必ず損益ゼロで終われるわけではありません。

スプレッドやスリッページによって、小さな損失になる可能性もあります。

また、建値へ早く移動しすぎると、少しの戻りで決済されてから再び伸びることもあります。

この辺りは僕自身もまだ検証している部分です。

IFD注文とは?

IFD(イフダン)注文は、新規注文と、その新規注文が成立したあとに出す決済注文1つをセットにする注文方法です。

例えば、

149円まで下がったら買う
→ 151円まで上がったら利益確定

と設定できます。

反対に、

149円まで下がったら買う
→ 148円まで下がったら損切り

という設定もできます。

なので、IFDだから「損切りを入れられない」というわけではありません。

ただし、IFDだけでは利確と損切りの両方を同時には設定できません。

だから、

エントリーは予約しておきたい。
利確も決めておきたい。
損切りも絶対に入れておきたい。

という場面なら、僕は次に説明するIFOの方が使いやすいと思っています。

IFO注文ならエントリー・利確・損切りまでまとめて決められる

IFO注文は、

新規注文
+ 利益確定
+ 損切り

を最初からまとめて設定できる注文方法です。

新規注文が成立すると、利確の指値と損切りの逆指値が有効になり、どちらか一方が成立すると、もう一方は自動的にキャンセルされます。

例えば現在150円で、

149円になったら買う
→ 151円なら利益確定
→ 148円なら損切り

という注文を最初からまとめて設定できます。

FXのIFO注文で新規注文・利益確定・損切りをまとめて設定する流れを示した図
IFOでは、新規注文と、その後の利益確定・損切りまでをあらかじめまとめて設定できます。

149円まで来なければ、そもそもエントリーしません。

149円で買えたあとは、

151円に到達 → 利益確定して148円の損切り注文はキャンセル

または、

148円に到達 → 損切りして151円の利益確定注文はキャンセル

となります。

これは、仕事などでチャートを見られない人にはかなり分かりやすい注文方法だと思います。

例えば会社員で、

仕事中はチャートを見られない。
でもこの価格まで来たら入りたい。

という場合、

エントリー
利確
損切り

を全部あらかじめ決めておけます。

僕自身は現在も成行注文が中心ですが、予約注文を使うなら、損切りまで最初からセットできるIFOは初心者にも覚えておいてほしいと思っています。

もちろん、設定するだけで勝てるという意味ではありません。

どこで入って、どこで利確し、どこで損切りするのか。

そのシナリオ自体を考えることの方が大切です。

利確は損切りより難しいと感じている

僕の場合、損切りについては比較的明確です。

ここまで来たら、自分が考えていたシナリオとは違う。

という場所を決めやすいからです。

でも利確は今でも難しいです。

ここで全部利確するのか。
まだ伸びるのか。
もう少し持ってみるのか。

これは今も模索しています。

現在は値動きを見ながら利確することが多いですが、

いったん「ここまでは狙いたい」と思っていた場所まで伸びたら半分を利確
→ 残りはOCOを設定してさらに伸ばす

ということもあります。

先に一部を利益確定しておくと、少し気持ちにも余裕ができます。

ただ、これについては僕自身も、

これが自分にとって本当に一番いい利確方法なのか?

とまだ検証している途中です。

なので、「この利確方法が正解」と言うつもりはありません。

注文ミスは僕も普通にある

注文方法を覚えても、人間なのでミスはあります。

僕も、

思っていたより大きなロットを入れた
買うつもりが売ってしまった
注文する価格を間違えた

という経験があります。

特に、

今だ!

と飛び乗るようなトレードをすると、焦っているのでミスも起こりやすくなります。

逆に、

この価格帯まで来たらエントリーを考える
ここでこう動いたら入る
損切りはここ
ロットはこれ

と事前にシナリオを描いておけば、注文するときにも少し余裕ができます。

僕は、注文ボタンを押す技術そのものより、注文する前にシナリオを作っておくことの方が大切だと思っています。

初心者はまず注文方法を理解するところからでいい

成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFO。

最初に全部並べられると、

もう訳分からん。

となるかもしれません。

でも最初は、

成行=今の価格で買う・売る

指値=今より有利な価格まで待つ
買いなら下、売りなら上

逆指値=現在価格より不利な価格を指定して注文する
買いなら上、売りなら下

くらいを理解できれば十分です。指値・逆指値の方向はDMM FX公式の定義とも一致します。

そのあと、

OCO=利確と損切りなど2つを同時に設定

IFD=新規+決済1つ

IFO=新規+利確+損切り

と覚えていけば分かりやすいと思います。

実際の注文画面を見ると、

ああ、ここで指値を設定するのか。
ここが逆指値なのか。

と少しずつ分かってきます。

それでも操作感がつかめない場合は、もし注文を間違えても大きな損失にならないごく小さなロットで試してみるのも一つの方法です。

僕も最初から完璧にできたわけではありません。

間違えながら覚えました。

大切なのは、注文操作を覚えるために大きなお金をリスクにさらす必要はないということです。

まとめ

FXには、まず覚えておきたい成行・指値・逆指値という基本的な注文方法があります。

そして、それらを組み合わせたOCO・IFD・IFOといった注文方法もあります。

僕自身は現在も成行注文が中心です。

直近の値動きを確認してから入りたいからです。

一方で、ポジションを持ったあとの利確・損切りにはOCOを使うことがあります。

また、チャートを見られない時間に予約注文を使うのであれば、新規・利確・損切りをまとめて設定できるIFOは覚えておくと便利だと思っています。

そして注文方法の中でも、僕が特に大切だと思っているのが損切りの逆指値です。

僕にとってはシートベルトのようなものです。

相場が想定とは違う方向へ進んだとき、

戻ってくれ。

と祈りながら損切り位置をどんどん広げると、大きな損失につながることがあります。

さらにその損失を取り返そうとしてリベンジトレードを始めると、冷静な判断もしにくくなります。

だから、

損切り位置を苦しくなってから広げるのではなく、エントリーする前に自分が許容できる損失を考えておく。

そして、その損失に収まるようにロットを決める。

これは注文方法そのものを覚える以上に大切だと思っています。

まずは成行・指値・逆指値の違いを理解し、必要になったらOCOやIFOも使えるようになれば十分です。

次の記事では、FXの損益を考えるうえで避けて通れないpips・ロット・スプレッドの基本と損益計算について解説します。

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