FXを始める前の僕は、「ローソク足」という名前すら知りませんでした。
テレビなどでチャートを見たことはありましたが、それが何を意味しているのかは全然分かっていませんでした。
まさかその後、自分がチャートにくぎ付けになるとは思いませんでした。笑
FXを始めてからローソク足を知り、最初のころはとにかく「形」に注目していました。
下ヒゲ、上ヒゲ、Wボトム、Wトップ、三尊、逆三尊。
こういった形を覚えて、
この形が出た。買いだ。
三尊っぽい。売りだ。
という感じでトレードしていました。
でも、かなり振り回されました。
今振り返ると、僕は相場全体がどうなっているのかをほとんど見ず、目の前の形だけで判断していたんですよね。
現在は、
ローソク足の形を覚えることより、どこでそのローソク足が出たのかを見る方が大切
だと考えています。
この記事では、ローソク足の基本的な見方から時間足の違い、そして僕自身が形ばかりを見て失敗した経験まで、初心者向けにまとめます。
ローソク足とは?
ローソク足は、一定時間の値動きを一本の形にまとめたものです。
一本のローソク足には、
- 始値
- 高値
- 安値
- 終値
という4つの価格が入っています。
始値はその時間の最初の価格、終値は最後の価格です。高値はその時間内で最も高かった価格、安値は最も安かった価格です。
例えば1時間足なら、一本のローソク足に1時間分の値動きが詰まっています。

陽線と陰線の違い
ローソク足には、大きく分けて陽線と陰線があります。
陽線は、終値が始値より高かったローソク足です。
例えば150.00円から始まって150.50円で終われば、その時間では価格が上昇したことになります。
反対に陰線は、終値が始値より低かったローソク足です。
150.50円から始まって150.00円で終われば、その時間では価格が下落したことになります。
ただし、陽線が出たから買い、陰線が出たから売り、というほど単純ではありません。
そのローソク足が相場のどこで出たのかまで見る必要があります。
ヒゲには、その時間内の値動きが残っている
ローソク足の上下に伸びている細い線をヒゲと呼びます。
上側に伸びているものが上ヒゲ、下側に伸びているものが下ヒゲです。
例えば長い下ヒゲが出ていた場合、その時間内では一度大きく下がったものの、そこから価格が戻ってきたことが分かります。
逆に長い上ヒゲなら、一度上昇したものの、その後押し戻されたことが分かります。
僕も初心者のころは、
長い下ヒゲが出た。上がりそう。
と、それだけで買うことがありました。
でも重要なのは、下ヒゲが出たことそのものではなく、どこで出たのかです。
大きな流れや重要な価格帯を無視してヒゲだけを見ても、それだけでは十分な判断材料にはならないと思っています。
ローソク足の向こう側には、売買している人がいる
今はローソク足を見るとき、単純に形だけを見るのではなく、その値動きの向こう側も考えるようになりました。
例えば価格が下がってきたとき、
このまま下がったら、買っている人は嫌だろうな。
このあたりで買った人は焦り始めるかもしれないな。
と考えることがあります。
もちろん、ローソク足だけを見て市場参加者全員の心理が分かるわけではありません。
ただ、価格の動きには買い手と売り手の行動が反映されています。
僕は少しずつ、ローソク足を単なる形として見るのではなく、この値動きの向こう側で誰が困っているのか、どちらが苦しくなりそうなのかを考えるようになりました。
時間足とは?
FXのチャートでは、ローソク足一本が表す時間を変えることができます。
これを時間足と呼びます。
例えば、
- 1分足なら一本=1分
- 5分足なら一本=5分
- 1時間足なら一本=1時間
- 4時間足なら一本=4時間
- 日足なら一本=1日
です。
同じ米ドル/円でも、時間足を変えるとチャートの見え方は大きく変わります。
短い時間足では細かな上下がたくさん見えますが、大きな時間足にすると、その細かな動きがまとめられて相場全体の流れが見やすくなります。

初心者のころは1分足と5分足ばかり見ていた
僕が初心者のころによく見ていたのは、1分足と5分足でした。
理由は単純で、よく動くからです。
値段がどんどん動くのでトレードチャンスが多く見えますし、見ていて刺激もあります。
今思えば、多少アドレナリンを求めていた部分もあったのかもしれません。
短い時間足を見ながら、
上がった。入ろう。
下がった。今度は売りか。
という感じで飛び乗ることもありました。
そして入った直後に逆行。
ロットを大きくしていたときは、損失がどんどん増えて損切りできなくなる。
こういう失敗は本当に何度もやりました。
短い時間足が悪いわけではない
ここで誤解してほしくないのは、1分足や5分足が悪いわけではないということです。
現在も僕は短い時間足を見ます。
問題だったのは、初心者のころの僕が短い時間足だけを見ていたことです。
例えば大きな時間足では強い流れが出ているのに、短い時間足で少し反対方向へ動いただけで、
反転するかも。
と考えてしまう。
目の前の数本だけを見ていると、その動きがものすごく大きな変化に見えるんですよね。
でも時間足を大きくすると、
ただの小さな戻しだった。
ということもよくあります。
時間足は大きい方から見る
現在は、基本的に大きな時間足から小さな時間足へ見るようにしています。
僕の場合は、日足や4時間足などで大きな流れを確認してから、1時間足、15分足、5分足と細かく見ていきます。
ローソク足を見る順番も、初心者のころとはかなり変わりました。
初心者のころは、
ローソク足の形を見る
→ Wボトムだ、下ヒゲだと思う
→ 買う・売る
→ あとから理由を探す
という感じでした。
今は、
相場全体を見る
→ 重要な価格帯を確認する
→ 買い・売りのシナリオを考える
→ その場所でローソク足を見る
という順番を意識しています。

Wボトムや三尊も、形だけでは判断しない
初心者のころの僕は、Wボトム、Wトップ、三尊、逆三尊などの形もかなり意識していました。
形を覚え始めると、
Wボトムが出たから買い。
三尊が出たから売り。
と考えたくなります。
でも、これもローソク足と同じで、形だけを切り取って判断するものではないと思っています。
例えば同じWボトムでも、
- 大きな流れの中でどこにあるのか
- 重要な価格帯なのか
- そこまでどんな動きで来たのか
によって意味合いは変わります。
チャートパターンを覚えること自体は無駄ではありません。
ただ、初心者のころの僕のように、形を見つけることが目的になってしまうと順番が逆になります。
初心者に一番伝えたいこと
僕がローソク足について初心者に一番伝えたいのは、
形だけにこだわりすぎない方がいい
ということです。
僕自身、下ヒゲや上ヒゲ、Wボトム、Wトップ、三尊、逆三尊など、いろいろな形を覚えました。
でも、形を覚えれば覚えるほど、チャートのあちこちに「買えそう」「売れそう」という場所が見えてしまうこともあります。
ローソク足は、相場を分析するための一つの道具です。
まずは相場全体の流れを見て、次に現在の価格がどこにいるのかを確認する。
そのうえで、
この場所で、このローソク足が出た。
と見る方が、僕にはしっくりきています。
まとめ
FXのローソク足は、一定時間の始値・高値・安値・終値を一本にまとめたものです。
陽線と陰線、実体、上ヒゲ、下ヒゲなどを見ることで、その時間内に価格がどのように動いたのかを確認できます。
ただ、僕自身が初心者のころに失敗したのは、ローソク足やチャートパターンの形だけを見すぎたことでした。
さらに1分足や5分足ばかりを見て、飛び乗ったり、逆行しても損切りできなかったり、ロットを大きくしすぎたりと、かなり失敗しました。
現在は、
相場全体
→ 価格の位置
→ 売買シナリオ
→ 最後にローソク足
という順番を意識しています。
ローソク足は大切ですが、それだけで相場が分かるわけではありません。
まず大きな流れを見て、その場所でローソク足がどう動いているのかを見る。
これが、いろいろ失敗したあとに僕が意識するようになった順番です。
次の記事では、実際にチャートを見るときに使っている時間足・移動平均線・水平線の基本設定について解説します。

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