FXを始めたばかりのころ、僕のチャートにはいろいろなインジケーターが入っていました。
移動平均線を増やしてみたり、別のインジケーターを追加してみたり。「チャートはシンプルな方がいい」という話は当時から聞いていましたが、僕は、
自分で試してみないと腹落ちできない。
という、前向きな気持ちで?いろいろ試し続けました。
そして見事にインジケーター沼にはまりました。
いま振り返ると、設定を増やせば相場が分かるようになるわけではありません。
現在は、初心者のころのように何でも表示するのではなく、自分が見る情報を絞っています。
基本的に見ているのは、
- ローソク足
- MA21
- 前日・先週・先月の4本値
- キリ番
- 何度も止められている価格帯
- ブレイク起点など、自分が重要だと考えている価格
です。
ただし、実際のチャートでは環境認識のために、下位足へ上位足のローソク足やMA21を重ねて表示することもあります。
なので、単純に「表示しているものが少ない」というより、初心者のころのように何でも追加するのではなく、何を見るための情報なのかを決めて表示するようになったという方が近いです。
この記事では、僕が実際に使っている設定を例に、時間足・移動平均線・水平線をどう見ているのかを初心者向けにまとめます。
チャート設定を増やしても勝てるようになるわけではない
FXを始めたころの僕は、いろいろなインジケーターを試しました。
新しいものを知るたびに、
これを入れたら相場が分かるようになるんじゃないか。
と思ってしまうんですよね。
でも、設定を増やしていくとチャート上の情報もどんどん増えます。
「このインジケーターは買い」「こっちは売り」「この線では反発しそう」というように、逆に判断材料が増えすぎます。
僕の場合は、そこからさらに自分の入りたい方向に都合のいい根拠を探すこともありました。
今は、インジケーターを増やすことよりも、相場全体がどう動いているのかを先に見ることの方が大事だと考えています。

僕が現在使っている時間足
僕が基本的に見る時間足は、
日足 → 4時間足 → 1時間足 → 15分足 → 5分足
です。
値動きが大きいときなどは、1分足を見ることもあります。時間足ごとに役割を分けていて、基本的には上位足から下位足へ順番に見るようにしています。
日足|大きな流れと節目を見る
最初に日足を見ます。
ここでは細かなエントリータイミングを見るというより、相場全体がどちらへ動いているのかを確認します。
あわせて、大きな高値・安値や重要そうな価格帯も見ます。
4時間足|直近の動きとトレンド・レンジを見る
次に4時間足です。
僕はここで、直近の値動きがトレンドなのか、それともレンジなのかを見ます。
日足では上昇していても4時間足では調整していることがありますし、逆に日足では方向感がなくても、4時間足ではある程度きれいに動いている場合もあります。
1時間足|エントリー候補を考える
1時間足では、実際にどのあたりでエントリーできそうかを考え始めます。
日足と4時間足で大きな方向を見てから、
このあたりまで来たら買いを考えようか。
ここを割ったら売りを考えようか。
といったシナリオを作ります。
15分足・5分足|実際のエントリーを見る
15分足や5分足では、さらに細かな値動きを確認します。僕の場合は、このあたりから実際のエントリータイミングを見ています。
1分足まで見ることもありますが、常に使っているわけではありません。特にボラティリティ、つまり値動きが大きいときなどに細かく確認することがあります。
時間足はどれか1つだけを見るのではなく、大きな流れを確認してから、少しずつ細かい時間足へ落としていくイメージです。

基本的に移動平均線はMA21
僕が基本的に使っている移動平均線は、MA21です。
MAとはMoving Averageの略で、日本語では移動平均線と呼ばれます。一定期間の価格を平均して線にしたもので、相場の流れを見るために使われるインジケーターの一つです。
では、なぜ21なのか。
僕の場合は、
多くのトレーダーが見ている設定を、自分も見ておいた方がいいんじゃないか。
という考えから使い始めました。
もちろん、「21でなければダメ」という意味ではありません。
僕自身が長く使っていて見慣れていますし、今のところあえて違う期間へ変える必要を感じていないので、そのままMA21を使っています。
下位足に上位足のMA21も表示している
実際のチャートでは、単純にMA21を1本だけ表示しているわけではありません。
環境認識をしやすくするため、下位足のチャートに上位足のMA21を重ねて表示することがあります。
例えば1時間足を見ながら、4時間足など上位足のMA21がどこにあるのかも分かるようにしておきます。
こうしておくと下位足を見ているときでも、
上位足のMA21がこのあたりにあるな。
と確認しやすくなります。
また、僕は環境認識のために上位足のローソク足を下位足へ重ねて見ることもあります。
なので実際のチャートにはある程度情報が表示されていますが、初心者のころとの違いは、とりあえずインジケーターを増やしているのではなく、それぞれ何を見るために表示しているのかを決めていることです。
初心者の段階から何本ものMAや上位足表示を入れる必要はないと思います。まずは一つの時間足とMA21から見慣れていけば十分です。
水平線は引きすぎない
僕自身、初心者のころは水平線もかなり引いていました。
線を引けば引くほど、チャートのどこかには必ず線がある状態になります。
すると値段が線へ近づくたびに、
ここで反発するかも。
と考えてしまいます。
僕も実際に、水平線まで価格が来た瞬間にエントリーしたり、少し反応しただけで慌てて入ったりしていました。
そして、そのまま抜けていって損切り。
これはかなりやりました。
水平線に到達したからといって、必ず反発するわけではありません。
その価格へどのように到達したのか、その前まで相場がどう動いていたのかまで見る必要があります。
僕がよく見るのは前日・先週・先月の4本値とキリ番
現在、僕が基準として見ているのは主に、前日・先週・先月の4本値です。
4本値とは、始値・高値・安値・終値のことです。
例えば前日なら、
- 始値
- 高値
- 安値
- 終値
をチャート上で確認します。同じように、先週と先月についても確認します。
また、150.00円や150.50円のようなキリのいい価格も見ています。
こうした価格は、自分一人だけが見ている線ではありません。市場参加者から意識される可能性がある価格として、僕は確認しています。
ただし、これも**「線に来た=エントリー」ではありません。**
あくまで、
ここでは何か起こるかもしれない。
と注意するための場所です。
何度も止められている場所やブレイク起点も見る
4本値やキリ番以外では、過去に何度も価格が止められている場所も見ます。
例えば、何度も上昇を止められている価格や、何度も下落を止められている価格です。
また、強い値動きで一気に価格帯を抜けたとき、その動きが始まった付近も確認しています。
僕はこのブログでは、こうした価格を**「ブレイク起点」**と呼んでいます。
一般的なFX用語というより、僕自身がチャートを見るときに分かりやすいように付けた呼び方です。
ただ、初心者のうちはチャート上に大量の線を引くより、自分がなぜその線を見ているのか説明できる線だけ残すくらいでいいと思います。
4本値やキリ番は自動表示ツールを使っている
僕は現在、前日・先週・先月の4本値などを自動でチャートへ表示してくれるツールも使っています。
毎回自分で線を引くより楽ですし、見落としも減ります。
ただ、こういったツールを入れたから勝てるわけではありません。
僕自身、線を自動で表示するための作業効率化ツールとして使っています。
実際に僕が購入して使っているものについては、別の記事で詳しく紹介する予定です。
チャート背景は黒系を使っている
これは完全に好みもありますが、僕は黒っぽい背景のチャートを使っています。
長時間チャートを見ることがあるので、個人的には白背景より目が疲れにくく感じるからです。
ローソク足やMA、水平線なども、自分が見やすい色にしています。
チャート設定に絶対的な正解はありません。
重要なのは、長時間見ても疲れにくく、必要な情報をすぐ判断できることだと思います。
僕が実際に使っている画面設定についても、別の記事で紹介できればと思っています。
僕は3画面で3通貨を見ている
現在は3画面を使ってチャートを表示しています。
基本的には3通貨を見ながら、日足・4時間足・1時間足・15分足を確認できるようにしています。
ただし、初心者が最初から複数画面を用意する必要はありません。一画面でも時間足を切り替えれば十分できます。
画面を増やしたから勝てるわけではありません。
まずは、上位足から下位足へ順番に見る習慣を作る方が重要だと思います。
チャートを見る順番を決めておく
僕の場合は、チャートを開いたら基本的に、
日足 → 4時間足 → 1時間足 → 15分足 → 5分足
という順番で見ます。
週足はまったく見ないわけではありませんが、普段はそこまで頻繁には見ていません。
大事なのは、いきなり5分足や1分足から見始めないことです。
僕自身、初心者のころは短い時間足の動きに振り回されました。
大きな流れを見ないまま細かな値動きを追いかけると、その一本一本のローソク足がものすごく重要に見えてしまいます。
先に上位足を見るだけでも、かなり見え方が変わります。
初心者のチャート設定はシンプルでいい
僕がいろいろ試した結果、初心者のころから大量のインジケーターを入れる必要はなかったと思っています。
今の僕なら、まずはMA21、前日・先週・先月の4本値、キリ番や何度も止められている重要な価格あたりから見ます。
ただし、これも「全部入れればいい」という話ではありません。
インジケーターを増やすことより、
なぜ今この価格を見ているのか。
なぜ買うのか。
なぜ売るのか。
を自分で説明できる方が大事です。
そして水平線まで来ても、焦ってエントリーしないこと。
これは昔の自分にかなり言いたいです。
まとめ
僕もFXを始めたころは、いろいろなインジケーターを入れれば相場が分かるようになると思っていました。
実際に試さないと納得できないタイプだったので、かなり遠回りもしました。
現在は初心者のころのように何でも表示するのではなく、ローソク足・MA21・4本値・キリ番・重要な価格帯・ブレイク起点など、目的のある情報に絞って見るようにしています。
環境認識のために上位足のローソク足やMA21を重ねることもあるので、見た目が完全に何もないチャートというわけではありません。
大事なのは、表示するものの数そのものではなく、「これは何を見るために表示しているのか」が自分で分かっていることだと思っています。
時間足も、
日足 → 4時間足 → 1時間足 → 15分足 → 5分足
と、大きい時間足から小さい時間足へ見るようにしています。
チャート設定は人によって好みがあります。MA21が絶対でもありませんし、この設定にすれば勝てるわけでもありません。
大切なのは、チャートを派手にすることではなく、必要な情報を整理して、相場全体から順番に見ることだと僕は考えています。
次の記事では、チャートを見ながら判断するうえで重要になる、トレンドとレンジの違いについて解説します。

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